以前親しかった人が使っていた香りを買ってみた。
季節が変わりそうであるので、秋に適した物を新調しようと思い。
なぜその人の使っていたブツを購入したかというと、その人と出会った季節が秋であったからだ。思い出を買った感覚に近い。
プルースト効果というものを是非調べて欲しいのだが、思い出やトラウマに殺される感覚って嫌いではなくて。
元恋人の柔軟剤の匂いが、街ですれ違った人から香ってくると、一瞬で絶望に包まれる感覚をご存知ないだろうか。
ところが、その香りを最近毎日纏っていたところ、とある変化があった。
その香りの所有権がその人から自分に移ってしまったということである。
思い出を買った感覚に近いと前述したが、まるでそれが溶けてしまったかのような感覚である。同化とも言えるのだろうか。
この香りを買った動機は思い出に殺されたいという欲望であったから、私にとってこの香りはそういう意味で存在意義を失ってしまった。
「その人が纏っていた香り」という事実しか残らなかったのである。
思い出も消耗品というわけか。
私は傷心的にならざるを得なかった。
先程、元恋人の香りの例を出したが、それを克服するために、別れた後、元恋人と同じ柔軟剤を使い、日常化したという人の話を聞いたことをこれを綴りながら思い出した。
私のように思い出をとっておいて、殺されたくなったタイミングで秘密道具のように使う人もいれば、街ですれ違った人に毒殺なんてされないよう抜かりなくする人もいるのだなぁ。と思った。
諸君も香りにまつわるブツを購入する時は是非気をつけていただきたい。
季節が変わりそうであるので、秋に適した物を新調しようと思い。
なぜその人の使っていたブツを購入したかというと、その人と出会った季節が秋であったからだ。思い出を買った感覚に近い。
プルースト効果というものを是非調べて欲しいのだが、思い出やトラウマに殺される感覚って嫌いではなくて。
元恋人の柔軟剤の匂いが、街ですれ違った人から香ってくると、一瞬で絶望に包まれる感覚をご存知ないだろうか。
ところが、その香りを最近毎日纏っていたところ、とある変化があった。
その香りの所有権がその人から自分に移ってしまったということである。
思い出を買った感覚に近いと前述したが、まるでそれが溶けてしまったかのような感覚である。同化とも言えるのだろうか。
この香りを買った動機は思い出に殺されたいという欲望であったから、私にとってこの香りはそういう意味で存在意義を失ってしまった。
「その人が纏っていた香り」という事実しか残らなかったのである。
思い出も消耗品というわけか。
私は傷心的にならざるを得なかった。
先程、元恋人の香りの例を出したが、それを克服するために、別れた後、元恋人と同じ柔軟剤を使い、日常化したという人の話を聞いたことをこれを綴りながら思い出した。
私のように思い出をとっておいて、殺されたくなったタイミングで秘密道具のように使う人もいれば、街ですれ違った人に毒殺なんてされないよう抜かりなくする人もいるのだなぁ。と思った。
諸君も香りにまつわるブツを購入する時は是非気をつけていただきたい。