今日の文はリスナーには耳が痛い話かもしれないのだが、私は実は自身の曲がサブスクに否定的である。少し語弊はあるが話を進める。(序盤はフラットな感情で読んでほしい。)


というのも、やはりみんな無料の音楽にしか興味がないし聴かないからで、そして時々とても搾取・消費された気分になる。ライブに来て曲を摂取し、ライブに来て曲を覚えるのだと言いたいところだが、現実問題おそらくもうそんなことを言っていられる時代ではない。ただサブスクをしたりSNSでの露出を高めたからと言って、劇的にライブの動員数が増えるのかと言ったら必ずしもそうではなく、いいね・フォローしてくれる過半数はSNSで見つけたコンテンツに対し、おそらくなんとなく良いなという感情だけを残すのみである。

各種SNSの性質によって多少価値観のバラつきはあるにせよ、見かけた投稿に対するいいねやフォローのハードルはおそらく下がっているが、ライブに行くことのハードルは上がっている。これはおそらくライブという実質ではなく、SNSでコンテンツを享受するだけで十分な層が多いからではないか。

しかし、私は音楽で生計を立てたいと思っているので、みんなにライブに来てもらいたいのである。只今現状の音楽活動は基本的にはマイナスをゼロにする作業をしているわけで、しかもマイナスのままなことが多い。これは結構精神的にキツいものがある。

ここで比較したいのがSSWの活動とバンド活動である。SSWとバンドの場合を比較し合うには環境や状況は対照的ではないのだが、SSWにおける2024年の活動では、ネットでの露出はあまりせず実質的なライブ活動に注力していた。そこで得られたのはほんの少しの巷での知名度で、やはり劇的にリスナーが増えたりということはやはりないのである。ただこの活動に意味はなかったのかというと全くそんなことはなく、実際に花酔いでライブに出る時にSSWレンゲを存じてくださり声をかけてくれる方もいるのでフツーに喜んでいます(メルシー)。

一方で、バンドの方ではかなりSNSの露出度を高めている。シンプルに多くの目に留まるし、世は大SNS時代であるからね。実際にTikTokの花酔いの垢で初投稿した膝栗毛などは万バズした。この時私はおれのこともおれの作った曲も別に誰も覚えていないよなーというライト(?)なネガティブ感情が常駐しているタイプではあるので、バズったことに対してかなり驚愕したし、単純に嬉しかったです。まさかこんなに多くの人が3年前の曲を覚えているとは。初動だし700いいねくらい行けば良いだろうくらいに思ってましたよ。

とにかく、SNSの露出はかなりの視聴者の母数を稼げるわけです。それに伴ってフォロワーも増えますが、その中でライブに来てくれるフォロワーが劇的増えるかと言ったらやっぱりそうではない。本当に難しいです。やはりこの退屈な世間においては、ゴールデンボンバーみたいなド派手なパフォーマンスでしかみんなのことを満たすことはできないのか…。


これは時代柄仕方のないことではあるが、これは非常に大きなジレンマであると思う。サブスクをしないと曲を聞いてもらえない。でもライブには来てもらえない。でもサブスクしないとライブに来てもらえるきっかけを与えることができない。その点ジャニーズ...? スマイルアップ...? はサブスクしなくてもファンがCDを買ってくれて尚且つみんな曲を覚えていて本当にすごい。理想的すぎる。おれもはやくこれになりたい。それはさておき、実質的な現実へのアプローチと仮想的なネットへのアプローチ、これらは私の経験則でしかないし、私が未熟であり発展途上であるからかもしれないが、これらを互いに大きく連動させることはある程度の規模に達しないと難しそうである。


結局マーケティングむずすぎ〜〜〜〜という話です。


ただ、私としてもノスタルジアという壮大な曲についてはこんな良いものは世の中に出して共有しなければならない。と、思ったのも事実であるし、膝栗毛はかなりサブスクをしてほしいとの声があがっているのは知っていたので、生産者としてニーズに応えなければ。と思ったのも事実であるから、サブスク全否定したいわけではない。


ともかくライブにきてくれ。我々もみんなに音楽を届けるために、ライブの出演・スタジオ代・レコーディング・サブスク・ライブ撮影にたくさんコストを費やしている(血汗涙)


私は当事者であるので説得力はないかもしれないが、当事者であるからこそ強く実感することでもある。アーティストは儚い。アーティストはいつ貴方の前からなんの予兆もなく消えてしまうかわからない生き物だ。好きなアーティストが死ぬ前に、枯れる前にお前の作る作品が好きだという言葉でも良いので届けてあげてほしい。それだけでも我々にとっては希望的観測である。そして願わくばライブに来てくれー!おやすみ