そもそも水花月命名の由来は、私のかく歌詞に水と花と月が多いからである。それに倣って、ジャケ写は黄色の花びら(偽物)で三日月を作り、色合いを水にちなんで水色にしたというものである。レコ発については2024/10/4に行ったが、暦上正確には三日月ではないのだが、なるべく三日月に近い日に大塚MEETSを抑えてもらった。ちなみに花酔い一周年の2025/01/05も二日過ぎでニアピン(?)ではあった。各曲の説明に行こう。

 

膝栗毛 – mourir d’aimerは以前書いたものを参照してくれ。

 

バイカオウレン - coptis quinquefolia

これは私が盆栽屋に傷つけられたのを腹いせに盆栽屋が好ましく思っていた花の名前を曲名に拝借した。歌詞に黄蓮が入ったから歌が完成してから梅花黄蓮を引っ張ってきたような気がする。先述した盆栽屋というのは都合のいい彼の中の私の偶像を私に押し付けて私を崇拝していた奴のことである。簡潔にいうと私を女神やら天使やらにしたい奴らのことでもある(これ最近悩んでる、それはそれであり方的に正しい気もする)。機会があれば盆栽屋の話も書こうかなと思う。


確かこの曲は大学一年生の時に作ったものである。なんだか訳のわからない、見えないようなものにイライラしたり、ヒリヒリしたり、苦しめられたり、でもそんなのは他者なんかには見えないし気づかれない。その様相は特にそれはサビに現れているような気がする。そしてそれらの鬱屈を晴らしたくて「いったいな」というフレーズでサビ入りをぶちかませるような、叫べるような曲になったんだと思う。破壊衝動だと思う。

 

あとバイカオウレンという花がどういう経緯で咲き誇るのかとか興味のある方は調べてみてー

 

一貫してこの曲は「簡単な言葉が羅列してるんだけど、それが脈絡なく並べてあるせいでなんか知らんけど難解になっている」みたいな曲なので、私の中でのストーリー性はあれど客観的に見たら多分ないと思う。断片的にストーリーを展開するのが正解かもしれない。「あ、この感覚知ってる」とか。あと前提として、レンゲの曲って必ずしもレンゲの実体験に基づいた引き出しから取り出したものを書いているわけでもなく、ある時は曲の中に主人公がいてその人の心情に則ってかいてる部分もあるから、別に私が全て本心からこう思ってかいてるわけではないです。その例は膝栗毛がとてもわかりやすいと思う。裏を返せばレンゲの思ったことも書いてある部分はありますが、これは読まなくてもよいライナーノーツなので嗜む程度でよろしくね

 

Aメロ

ヒリついた脳裏に映る 僕は何気もないフリをする

:なんかヒリヒリした感覚が脳みそに現れるんだけど、なかったことにする、みなかったことにする、知らないふりをするみたいな感じ。

 

今夜ミラーボール脳天を盗みに行こうか

:フィーリング歌詞

 

色味の無い月を見る僕は傍観態度で生きるしかなかった

:私はある時世界に色がついていないような時期を過ごしていた。全てがグレースケールに見えました。似たようで月も光の色変わるよね。あとここでは月を傍観者・第三者として据え置いている。そのように自分に起こったことも他人事のようで、諦観しながら生きてる感じ。

 

月の薫りに想いを馳せる

:月はどんな香りがするんだろうってずっと思ってる。月をモチーフにした香水ってこの世にはあるんですけど、いずれ買いたいなと思っています。

 

Bメロ

ガラスに咲いた魔法 僕にとってはカケラに意味があった

:シンデレラは魔法でガラスの靴を手に入れたけど、私にとっては自身を傷つけることができるガラスの欠片に意味があると思った。シンデレラというのも結構レンゲの中のキーワードです。

 

手に滲む桃源郷 黄蓮と 咲かない君の花言葉→遺言

:ガラスを握りしめたら血が滲んできた。私にはそれが桃源郷のように思えた。君が残した花言葉の遺言は咲かなかった。

 

枯れ果つ線香花火に焦がれた 消えそうな猫をシカトした僕は傷を負った

:やがて枯れ果てる線香花火を羨んだ弱々しい猫を、私はなんとなくシカトしたけど、シカトという行為を選んだ自分に食らった、傷ついた。

 

サビ

痛いな 飛び散った透明の血液に塗れたって

:序文で書いたように外傷じゃ無い限り傷ついたことって本人しかわからない。当時のレンゲは透明の傷とか透明のあざとかよく使ってた。Aメロで諦観している様子もあるけど、自分の痛みだけは興味が捨てられないようだ。そしてここで出てくる透明って今でも私のキーワード。

 

知らない みんな知らない あーあ、僕を見ろよ

:透明の傷だけど誰かよくみて気づいて欲しいとか、自分の存在に気づいて欲しいとか、見つけて欲しいとか、認めて欲しいとかという欲求だと思う。あと痛みに犯されている自分を誰かに見て欲しい節もあると思う。

 

大体 毎回 足りない 血液 使いたい 会いたい とうとう悲しみたい

:私は昔結構貧血だったので、その経験を引用しています。貧血でクラクラしながらも、役に立たない血液を使ってお前に会いたいという感じ。結局悲しい想いをするのは目に見えてるが、きちんと悲しむためにもお前に会いたいという感じ。

 

賞味期限切れだねさよなら

:何事にも賞味期限があるのでそれにちゃんと見切りをつけて行こうという感じ。

 

2Aメロ

錆びついたように動く猫は眠ったように生きる

Bメロ同様、猫ちゃんが登場します。なんだかこの曲に出てくる猫ちゃんは弱々しいです。

 

今夜キラーフレーズ上等さあ遊びに降下

:フィーリング歌詞。「遊びに行こうか」とも解釈して欲しいです。

 

興味のないフリをするくらいなら汚れたナイフが妥当だ もう一回くらいは殺していいよね

:本当は興味があるから近づきたいのに、興味がないフリをしてしまう。でもどうせそれでもどかしい思いをするくらいなら、興味がないとかすましてないで刺し違えてでも己の手で殺しに行く方がマシということ。多分どうせ死なないしもう一回くらい殺してもいいだろうという気持ち。

 

Cメロ

おあいこなんて嫌だよ ちゃんと抜け目ないようにしてよ

:(とはいえ)刺し違えなんて嫌なので、だったらあなたが私のことちゃんと葬ってよ。とか、こっちが刺そうとしても絶対防御してよとかって感じ。とりあえずこっちが敗北するのは鼻から決まってるようにしてという感じ。

 

一輪の花なんて嫌だよ ちゃんと摘んで愛していてよ

:不特定多数に愛でられるような綺麗な花のままでいるより、ちゃんと摘んでちぎってもいいからそうやってお前に愛された方がマシ

 

のぼせた藍なんて嫌だよ ちゃんと涼しいままでいてよ

:(とはいえ)客観を失った盲目的な愛なんてみっともないのでフリでもいいからお前は平静を装っていろ

 

おんなじ色なんて嫌だよ ちゃんと色のないままで

:レンゲの中では色々思うことあるんだけどうまいこと言語化できませんでした。ともかく色のないままでというのは透明のことです。レンゲのキーワード。

 

バイカオウレンはこんな感じです!

次回、ゆらぎ。