N°5
EPの順序とは違うのですが紛れもない今に投稿させてください。
この曲を作るにあたってインスピレーションを受けた女がおりました。私が個人的に気にかけている後輩なのですが、初恋のことでよく泣いていました。状況柄初恋相手を前にしなければいけないことがあったりして、でも彼女はさも大丈夫そうに振る舞っていました。私はなんとなく本当は大丈夫じゃないだろうなと思って見守っていました。そして彼女からときたま話を聞いていました。そんな彼女の話から影響を受けてサビを作ったのがN°5でした。
曲名についてはお察しの方もたくさんいると思いますがCHANELのN°5からきています。レンゲはココシャネルが大好き。ココシャネルの生前最後のインタビューの言葉がとても好きです。私はこの香水を愛用していますが、この香水は絶対に何があっても女しか着けられないと思っているし、どんなことがあっても絶対不可侵だと思っています。なので、特に女たちに聴いて欲しくて作った曲でした。
N°5はレンゲの自主企画「私生活」にて、花酔いの初お披露目を行った際に、レンゲが初めて弾き語りで披露しました。そういう意味でもとても思い入れのある曲です。
そしてある日、どんなきっかけか鮮明に覚えていないけど、この曲のミューズである彼女が泣き出してしまった日があって、「香水を探しに行っても、これは初恋相手がつけてた香水の香りに似てるな。とか比較してしまったり、不意に初恋相手を思い出したりしてしまう」というようなことを言っていました。香りを感じる領域と記憶を司る部分の脳の領域って似てるみたいなやつあるじゃないですか。プルースト効果と言います。(ちな、私も幾度となくこれに街中で通り魔のように刺されてきたんですけど、ほんまに厄介ですよね💢) そういうのもあって、女しか着けられないN°5の香水だったら絶対に男なんか思い出すことないからねーというお気持ちを歌っておりますよー。でも、この彼女のエピを聞いたのはN°5を世に出してから知ったので、香りのことを偶然にもテーマにしている曲だし、より彼女に聴いて欲しいなと思いました。エゴなんですけどね。それもあって「歌えども何も救いはしない」とレンゲは思っています。レンゲはいつも女、ひいては過去の自分を助けたいと思うけど、それもエゴだし、そういう場合の大方は女ではなく、即席の穴埋めとしては、女ではなく男を必要とする場合が多いので、やっぱり世の中って片思いでできていて、うまくできてる。
そして、なんでこのブログを紛れもない今日に書こうかと思い立ったかというと、そんな彼女に彼氏ができたからです。初恋以来の彼氏ができ、今日にこにこしながら彼氏を見せにきました。チョー嬉しかったです。成仏できたねー。
ここから歌詞解説をかいつまんで補足していきます。毎度のことながら、一人称が私であっても必ずしも私が実体験に基づいて捻出したものではないです。歌詞は各々の解釈をして良いと思っていますし、各々の記憶の中から思い当たる情景を重ねてもいいと思っていますので、レンゲはこんなことを思って書いたのかーくらいにとどめてくださいね。
Aメロから
「寒い夜だけが痛みを緩和する」
→私の好きな人間は「冬は寒いから寂しさに集中しなくて済む、唯一の季節だと思いませんか」と言っていました。だからこれは「冬は寒いから痛みが寒さに紛れることができる」という私の言い換えだと思います。高校生の最初の頃は寒いから寂しいのだと思っていたけど、今はとてもわかるし寒さだけが僕と共鳴してくれると思ったりする。
サビから
「在来線から命を賭しても全然変わりゃしない」
→自分だって死にたいけど、死にたいというとてつもないエネルギーをもってして、誰かが線路に飛び込んでも、全然何も変わらないし世界も何も変わらないんだ。(絶望)
「逃げるのはもうやめようかな
答え合わせももうやめないとな」
→人と向き合うのに逃げたり、あの時の相手は何を考えていたのか、それを知ることで自分が納得したいと思っているだけの、結局死ぬまでわかりもしない、答え合わせを求め続けたってなんの意味もない、ただの毒だからやめたい
「僕の善意で君が消えた 僕の美学で君は死ねた?」
→私の善意に耐えかねて姿を消してしまったのではないかという人がいる。私は君の美学で死にたかったし、死ねたと思うけど、君は多分そんなことなかったよね。
2Aメロから
「もうなんにも満たせない
太陽なしでなんて生きられないのに」
→今まで当たり前にいた存在(太陽と比喩)が急にいなくなってしまって、どうしようもなくなった。お前なしでは全然生きられない。でも本当は違くて、案外お前なんかいなくても生きていけて、お前は太陽なんかではなくて、その事実を認めたくなくてどうしようもなくなる。
「高架下脳みそが揺られてる感覚に
もうここから動けないから」
→レンゲは大きい音が嫌いなので高架下はとても嫌。ダメな時にそんなところ行ったら脳みそがぐわんぐわんして歩けなくなってしまう。そこからきてる。
2サビから
「東京塔から全て落としても全然変わりゃしない」
→レンゲはとても東京タワーが好き。セーブポイント。高校生の頃、東京タワーから大量のパチンコ玉を落としたら全てを終わらせることができないかと考えていた。そんなことは無理だった。
「君の善意で僕は泣いた 君の美学で僕は死ねた」
→全然嬉しくもないお前の善意で私は悲しくなって泣いた。私はお前の美学で死ねたのに。
今回は以上♪ 後輩が幸せそうでよかったです
