シューゲイザーという定義はもはや私にとってはきわめて形骸的なものなので、形式上便利だから普段使わせていただいている。おそらくジャパニーズシューゲと言われるものが近いのかもしれない。わかりやすくここでは幻想的なギターサウンドと簡潔に定義しておこう。あまりシューゲイザーを連呼したくないので、あの音であったりあのサウンドという言葉を多用するがご容赦願います♩


先ほど「個人的にシューゲサウンドには、息づく感じや芽吹きを感じる」と述べたが、追記するとあの轟音に包まれ、耳や脳にサウンドが飽和したあの空間で初めて自然に息が吸えるような気がするのである。あの音が満遍なく空間いっぱいに広がって、私の身体にすら沁み出して、そうやってあの音は特別な酸素を運んでくれるネットワークのような気がするのである。植物にモーツァルトの音楽を聴かせるとよく成長するみたいな話があるが、このサウンドにも植物を芽吹かせるような力があるように思える。そして私はいつからこのサウンドを奏でるバンドに惹かれ始めたのか全く思い出せなくて困っており、17歳とベルリンの壁が最初に名前を見たバンドだったように思うが、多分この音の出会いは一生思い出せないと思う。


それではさようなら