なかなか振り返ることができなかったので、この期に及んで振り返る。
2024年は沢山のご縁に恵まれた年だと思っていたが、2025年はそれ以上にとにかくあらゆるご縁があった。もちろん新しいご縁も沢山あったし、復縁もあった。思わぬ形で再度繋がった縁とか、あとは私がもともと持ってたご縁が活きてきた場面もよくあった。
一方で私には大きなお別れが2つあった。一つは私の理解者である女の子が母国の中国に帰ってしまったこと。もう一つは、もりかなの卒業だった。
理解者である彼女はとあるライブで出会い、花酔い結成初期からずっと私たちのことを見守ってくれていた。彼女と関わっていく中で、彼女は私が信念としていることや美学、伝えたいことをきっと誰よりも理解してくれていたと思う。彼女は母国語が中国語だったので、最初私は彼女の私や花酔いに対する解像度にとても驚いた。そこには嬉しいとか喜びとかの感情もあったと思うけど、それよりは安堵感と報われた感がとても大きかった。私が音楽を始めた原点には、「私のことなんて誰もわかりやしない。でもこの世のどこかに1人くらい、1人じゃなくとも私の気持ちを少しくらいはわかる人がいるんじゃないか。いてほしい。」という思いがあって高校生の頃からレンゲと名乗り始めた。それが年月を経て形を変えて、今は、私が形作る綺麗なものをセーブする媒体として、そしてそれを広く世に送り出すためのバンドとして結成したのが花酔いである。でもやっぱり根底には、私を認めてくれない世の中をそれでも諦めることができないという意識はずっとあるんだと思う。そんな真理を彼女に見透かされている気がした。あらゆる私の思想や美学に共感してくれた。生まれた背景や文化、言語を同じくしなくともこんなにも同じ感覚を持っている女の子がいることに私は胸打たれた。そして彼女は自分の得意分野を活かして花酔いを手伝ってくれたこともあった。宝石のMVにおいて施された宝石メイクである。彼女からメイクの申し出をしてくれた。本当に素敵なメイクだった。これから先もずっと私や花酔いを形作るチームメイトでいて欲しかった。しかし、突如彼女は帰国をしなければならなくなった。彼女が帰る前日に私は彼女と遊んだ。彼女は封筒がパンパンに膨れ上がっているほどの量の手紙をくれた。彼女がどんな思いで帰国するのかなんて私には計り知れなかったし、別れ際に私が泣き出してしまったら一生泣き止めないと思って我慢した。私の人生において最も涙を堪えた瞬間だったと思う。彼女がくれた手紙は帰って読んだけど本当に涙が止まらなかった。私が活動する上でずっと彼女に支えられていたかった。ここまで体重を全て預けたいと思えた人はいなかったと思う。物理的な距離もあって、とても辛い離別だった。
もりかなの卒業について、もりかなの卒業が決まって徐々にサポートを入れて花酔いを活動していく中で、常々思い続けていたことではあったけど、改めてもりかなとは花酔いを花酔いたらしめるベースを作っていたし、弾いていたんだなあと思っていた。あともりかなはベースが上手い!本当に上手い!!本人も音楽もベースも続けるとは言ってるけど、本当に勿体無いからなんか絶対利益とか生み出した方がいいよ!でももりかなは私のように実利主義的ではないので、きっと身近な人や自分のささやかな喜びのため、もりかならしく音楽を続けていくんだと思う。私はそれが素敵だと思うしそんなもりかなが好き。何はともあれ私はもりかなを無事に送り出せて良かった。
そして今までのもりかなが作ってくれたベースラインには間違いなくもりかなの意志が宿っていて、その意志というのは花酔いのベースを弾いてくれる皆さんを通して、引き継がれて、そして形を変えながら弾いてくれている皆さんによって別の形で具現化されていくものなんだなあと思ってもいて、それもまたアツいなと思う。もりかなの花酔い卒業は間違いなく悲しかったけど、卒業してしまったもりかなにカッコいい花酔いの姿をお知らせし続けたいという思いもあるし(もりかなは花酔いの母さんポジだったので娘ポジの私としては功績をお知らせして一緒に喜んでいただきたいですし)、現状とても前向きな気持ちを持ち合わせているのが本当に正直なところで、2026年も花酔いをビシバシと突き進めていきたいと思う。そして私は新しいメンバーにもりかなの残像を追ったりするのではなく、花酔いに必要な新しい風を待ち侘びている(更なる花粉を運んできてくれ。そしたらあとはこっちで勝手に受粉して芽吹いて開花して結実まで持ってくから)。
話題は変わり、2025年のライブを振り返っていきたい。
花酔い
1/6 @下北沢ERA(下北沢学生音楽祭)
2/3@新宿SAMURAI
2/8@川越ROTOM(しのっちさん企画)
2/23@巣鴨IFFNESS
2/25@大塚MEETS(ひかる卒業)
3/17@下北沢DaisyBar(キャラキャンツアファイ)
4/2@新宿WildSideTokyo
4/16@渋谷milkyway
4/28@新宿レッドクロス
5/2@下北沢近道
6/15@下北沢近松(華の乱)
6/18@下北沢DaisyBar
7/3@下北沢FlowersLoft
7/7@新宿WildSideTokyo
7/12@本八幡ルート14(シャイオブリムジン企画)
7/24@府中flight
8/11@新宿SAMURAI(スプリーガル企画)
8/12@吉祥寺WARP
8/15@大塚Hearts+(若者のすべて)
8/19@大塚HeartsNexT(勝たんしか大塚)
9/19@大塚MEETS(花酔い自主企画、うつろい 芽吹き編)
9/24@下北沢近松
10/5@新宿レッドクロス(G音フェス)
10/6@渋谷eggman(揺らいで凪リリパ)
10/24@新宿SAMURAI(花酔い自主企画、うつろい 開花編)
11/14@下北沢MOSAiC(花酔い自主企画、うつろい 結実編)
12/8@下北沢FlowersLoft
12/13@八王子RIPS(しのっちさん企画)
12/30@下北沢近松(カウントダウン)
12/30@下北沢DaisyBar(カウントダウン)
計30本
レンゲ弾き語り
3/20@上野恩賜公園(うえの桜フェスタ)
4/5@上野恩賜公園(うえの桜フェスタ)
5/3@大塚SOHO
6/9@吉祥寺WARP
6/13@大塚SOHO
6/20@新宿SAMURAI
7/25@川崎ルフロン
8/28@渋谷CLUB CRAWL(月ロニツアファイ)
8/30@大塚SOHO(あの日私が選べなかったことを、貴女が掬い上げてくれていたから トークライブイベント with おと from CARAMEL CANDiD)
9/2@演家(新井さんpre)
12/31@大塚MEETS
計11本
美談美女
4/16@渋谷CLUB CRAWL
計1本
レンゲは42本のライブをこなしたらしい。平均すること月に3.5本。去年は36本でした。今年もよく頑張りました。弾き語り、まさか10本以上やってるとは。なんと去年よりも多い(去年は7本)。今年はだいぶ減ると思う。余談であるが5月17日に長尺弾き語り予定があるので、刮目せよ。
振り返りに戻る。花酔いでは2025年の目標がいくつかあったのだが、そのうちの一つに「花酔いを大切にしてくれるライブハウス・ブッカーに出会いたい」というものがあった。これについては達成できたと思うし、私たちは楽曲・世界観・コンセプト・ビジュアル含めて良いバンドだと思っているけど、上半期は私の調子が悪く良いアクトができないことが続いていたし、もりかなが花酔い脱退の申し出があったこともあり、かなり落ち込んでしまっていて、特に迷走していたと思う。そんな中でライブ後の精算や飲みの場で花酔いは良いバンドであると、決して口先だけではない言葉で伝えてくれたブッカーさんに今年は数人出会えたことが私にとっては本当に救いだった。私にとって自分で自分のことを大切にすることはとても難しいことだし、強く意識しなくてはできないことだから、他者によって大事にされるなんて私にとっては想定外というか、「花酔いを大切にしてくれるライブハウス・ブッカーに出会いたい」と願っていながらも、いざそういうブッカーさんに出会って、花酔いを想う言葉をもらった途端涙が止まらなくなってしまったこともあった。度々道を見失いつつあった2025年のレンゲにとって、ブッカーさんの存在がとても心強かった。このご縁を今後とも大切にして活動していきたいし、これからも花酔いを何卒よろしく頼みます。
そしてブッカーさんだけでなく花酔いはサウンド面でも支えてくれるチームができて、本当に色んな人の助けによって花酔いがより良くなっていると思います。いつも撮影してくれるカメラマンの方々(スペシャルサンクス→こうへいくん)、MV撮影を申し出てくれた方々、スタッフやサポートとして手伝いをしてくれているにわさほや(スタッフやサポート以前に大学の数少ない友達だから信頼できていて任せられている。いつもありがとう!)、ベースサポートをしてくださった皆さんを通じ、本当に色んな人の力を借りて花酔いが形作られた年でもありました。そうして形作られた作品がライブハウスという場で放出され、ライブハウスで志を同じくしたバンドやリスナーの皆さんに出会い、ライブハウスにて花酔いを良い形で届けられていると思います。いつもいらしてくれる皆さんも本当にありがとう!いつも飛行機をとって見にきてくれる方たちのためにも、私たちから出向けるように頑張るよ。皆さんのおかげで、もう花酔いは私やメンバーだけのものじゃないよ。本当にありがとう。
私にとって2025年は本当に大きい出来事が沢山あった年だった。うつろいに準えるとしたら、2024は去年も綴ったように、まだ1人で音楽をやっていた時の自分が蒔いた種が芽吹いて、2025はそれらがきちんと育って開花した年だったなと思う。開花して綺麗に散って、去ってしまった花びらもあったけど、また花は咲く。ご縁が途切れたわけではない、そう思いたい。この調子でいけば今年は結実かもしれない。今年はより実りある一年にしたい。このうつろいサイクルが何回も回ることで我々は満開に近づいていくのかもしれない。
以下業務連絡
春からの指針として、花酔いはライブの数を絞り、土日祝のブッキングメインで出ることにした。DaisyBarとの共催での偶数月については、花酔いライブまとめINFOに日程だけ出しているので要チェック。詳細は続報を待たれよ。
📸こうへいくん
